不登校の子ども
小学校入学後、少し前までと環境がガラッと変わった事に戸惑いを感じていました。
私は「何故だかわからないが小学校という集団に放り込まれた」と疑問符で頭がいっぱいだったのですが、周囲がすんなり小学生の型に嵌まっている様子に「あれ?」と思っていました。どうもみんなは小学生である事を普通に受け入れているようでした。
かたや私は何故授業に拘束されるのか、何故学校へ行かなければならないのかも分からず
「数日前までの環境と明らかに違うのに、みんな当然のように小学生になっている」事に憮然としていました。
母曰く、当時の私は「アレが嫌だ」「コレが嫌だ」と理由をつけて登校を拒否していたそうです。確かにその時はただ勉強が嫌とか、いじめがあったとか、明確な理由あったわけではなかったと思います。
・保育園と全然違う
・こんな風に閉じ込められるなんて誰も教えてくれなかった。
・これからずーっとこうなのか
感覚的にはこんな感じでした。この頃にはすでに『漠然とした不安』を抱えていたので、『成長していく』という事が、『不安の根源に向かって突き進む』事に繋がっているように感じていたのかもしれません。
登校拒否はしばらく続いたように記憶していますが、ある日突然ランドセルのフォルムが気に入り、それからは何事もなかったかのように通い始めました。でも学校が好きになったわけではありません。ランドセルを背負うという事に興味が出ただけです。
「小学生になる」という事を受け入れる期間が必要だったのかもしれないし、ただ『ランドセルが気になる』という気まぐれから登校し始めただけかもしれません。それから転校するまでの間の事はよく覚えていませんが、給食を食べる事が苦痛だったことは覚えています。
その後、中学に上がれば「あれ??」と思い、高校に上がれば「おや???」と思い、段階を踏む毎に違和感は増していきました。「ここで登校拒否すると人生詰む」と思い我慢していましたが、環境が変わるたび発熱時のような不調が続きました。
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