解離性障害
時々、意識だけが周りの空間からブツッと切り離されて、自分が今何をしていたのか、何故そこにいるのか分からなくなる事があった。次元が急にズレるというか、なんだかヴェールに覆われてる感じだ。
私は“こちら側”からみんなのいる“向こう側”の世界を呆然と見つめていた。それは学校とか、職場とか、兎に角人が大勢いる場所で起こる事が多かった。
言っておくけど、スピリチュアルがどうこういう話では無い。
夢から覚めた瞬間に似ていて、状況がまるで把握できない。別にうたた寝をしていたわけでは無くて、ただ普通に過ごしていただけなのに、突然周囲の空間から意識だけがズバッと切り離されるのだ。
ヴェールの向こう側には言葉を機械的に垂れ流す操り人形のような人達がいる。彼らが誰なのか、何故自分がここにいるのかも分からないものだから、本当に恐怖しかなかった。
そうなった時は、いつも自分の身の周りや環境をよく観察する事から始めた。どうやらここは教室らしいとか、私は今どんな格好をしているのかな?とか、そもそも服を着ているのかな、とか。
そうして置かれている状況を1つずつ確認していくうちに、切り離されていた自分と周囲のギャップが埋まっていき、ようやく元の世界に戻る事が出来る。そして安堵する。
「ああ、そうだ、わたしは会社にいたんだ。」
文字に起こすとなんじゃこりゃ?って感じだ。そもそもこの現象自体抽象的過ぎて長らく誰にも言えなかったんだけど、大学病院にかかっていた時に、思い切って先生に聞いてみた。自分の頭がおかしいと思ったからだ。しかし先生の答えは予想に反したものだった。
「あー、それは解離性障害ですね。ストレスから身を守る為にそういう事が起こるんです。」
\(°Д° )/
解離性障害って虐待受けてなくてもなるの?
そんなご大層な。
…と思ったんだけど、地元の精神科の先生も同じ見解で、曰く「敏感な人がよくなる」との事だった。それを聞いて少し腑に落ちた。そういうものなんだね。わたしデリケートだしね。今は社会から離れているせいか、これが起こることはほぼ無くなった。
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— 大豆 (@mamemameko_12) 2019年9月23日
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